日常と非日常のはざまで
日常生活に変化を
ケニア生活も一時帰国を省いて丸4か月。
5か月目にして初めて、現地にて日本食が無性に食べたくなり、餃子作りに挑戦しました。料理がそんなに得意な方でもないので、本来の形とは全体的に似て非なるものに…。もちろん、材料も違うので、全く自分が想像していた餃子ではないんですが、こちらで一緒に生活している現地の人たちともに日本食を分け合うことができました。食事は毎日食べる当たり前のものではあるけれど、こういった非日常を作ることで、相手の関心も近づいてくるのかなと思いました。これまで、自分としては現地に溶け込もうと相手に合わせることに努めてきたところ、こういう自分の文化を見せることがかえって相手との新しい関係を創り出すのかな?と思いました。
非日常から日常へ
と、久々に慣れないことをしてみたわけですが、料理に熱中しすぎて、手元に相棒のiPhone6sがいないことに途中で気づきました。写真に残さなくてはと自室に入った途端、そこには白くてもこもこした不思議な物体が…。???ねこ???と、思ったところその物体は窓からするすると外へ…。よく見るとそれは日本では動物園でしか見ないような小柄で真っ白なサルでした。おおお。アフリカではこういったこんなことは日常茶飯事で、歩道を歩いている馬、車道をまたいでいく牛、先日空港へ行く途中では道路の真ん中中央分離帯にシマウマがいましたね。アフリカという日常に、非日常をもたらそうと料理をしてみたのですが、結局はひょんなことからアフリカの日常に意識が引き戻されることに…。
日常と非日常のはざまで…
アフリカと日本では、日常も非日常も随分と違うけれど、その違いは単なる違いに過ぎなくて、間違いや正しいといった特別な判断基準は必要なく、それを純粋に楽しむ、共有する、時には悲しむ、怒るという感情さえ、その人たちと共有していくことが、結局、交流であり、つながりを作るボンドやノリのような役割をするのかな?と思いました。これまで、現地に溶け込もうとしてきたけれど、もともと違うところで生まれ育ってきたわけだから、時には無理に合わせる必要はなくて、勇気をもって自分を知らせていくことが、相手にとっては自分を理解してもらう助けににもなるのかもしれませんね。